目 次
虹の橋「若葉」が旅立って3カ月の月命日に…「人と犬が寄り添う橋」
犬との生活は、どういうことか…どんなことか…
生まれた時から「動物」と何かしら関りをもって生活していたので、自分なりに理解しているつもりなので、軽い気持ちで犬との生活を選択したことはありません。
犬との生活…どういうことか…どんなことか
それは時を彩り、寄り添う関係のやさしい空気の中で賑やかで楽しい気持ちで過ごしていかれる。
命を預かっている限り、自分の都合だけでは生きていかれない不便なこともあるし、寿命が人より短い。
それでも、私は犬との生活を選択しています。
旅立ったあと、あの苦しい日々を、また経験するとわかっていても…
その寂しさは永遠だと知っていても…
10年前、イベント関係の仕事で行った先で、人間大好きな仔犬たちがピョンピョンジャンプして、遊んでコールをしていました。
その中で、私を釘付けにしたのは、隅でブルブル震えて痩せていた…小さなチワワ…若葉
愛してやまない若葉。
心臓や気管支など様々な問題を生まれ持って抱えていたけれど、10歳になっても元気に過ごしてくれていました。
突然旅立ってしまう2~3時間前までは笑顔で私を見つめてくれていて、甘えていた若葉。
関連記事:突然旅立ってしまった愛犬若葉…寄り添う心…ずっとずっといっしょ
若葉が虹の橋に旅立って3カ月-ペットロスから回復
旅立った後は泣き暮らし、自分の未来さえも考えることができず、ただただ若葉を求め、地獄とはこのような生活を指すのだと思いました。
私の年齢から、若葉を最後に動物との生活はしない…と心に決めていました。
SNSでお世話になっている方々の犬達の可愛さを見ては、若葉を想い…里親募集などをされている方のサイトを読んでみたり…
私の心が「犬」を求めていた…。
いいえ…その時は「若葉」を求めていたのでしょう。
新たな出会いを求めているわけではなかったし、SNSで知り合ったあの子どうしているかしら…とか、ぼんやりPCの画面を見ていたつもりでした。
若葉がいるはずのない世界で、白い犬を見ると若葉と錯覚してしまうほど…心で若葉を求めてしまう。
どうしようもない自分になっていることも、気が付いていました。
でも、まだ生きていかなければならない…
若葉は心の中にずっと一緒にいる…
そう確信した上で、自分で育てることができないのであれば、保護活動をしながら「犬を求める人と、飼い主を求める犬」の橋渡しをしていこうと心で決めました。
その時の私は、何か「犬」に関わることをしていたかったのでしょうね…。
虹の橋で若葉と会えるのがまだ先であるならば、その間私は保護活動で「人と犬が寄り添う橋」を架けていきたいと思ったのです。
人と犬が寄り添う橋を架けていきたい気持ち
父親の里でも行われている保護活動を行うために勉強をしていました。
犬・保護犬・里親募集…
そんな検索をしていました。
その中でも、やはり小型犬であるチワワや、白い子が目についてしまうのです。
若葉に似ているこの子が、飼い主さんと別れなくちゃいけないの?
どうして?
…そんな気持ちから、今我家の子になっているPonが気になって仕方がありませんでした。
いくつもの偶然の出来事でご縁がある子…Pon。
関連記事:保護犬とは…里親募集で我家の子になった「Ponちゃん」の経緯と生活
里親募集で出会ったPonは、まだ1か月半しか我家にいないのに、もう何年も前から我家の子のような気がしてしまうほどの気持ちがあります。
保護犬であることで、私が環境づくりで神経を使ったような気がしますが、Ponは家族と遊び、外で遊び…私の膝で寝て、Ponも私も穏やかな時間が過ごせるような関係になりました。
そして保護活動でご縁のあった「大阪」がきっかけで、紅葉を迎えることができて、仔犬を育てていると家の中の空気が笑いに満ちていくのがわかりました。
このように3カ月を振り返ることができたのは、多くの方々が私の支えになってくれて、家族が犬を迎えることをすすめてくれたからで、感謝しきれません。
応援してくれた方も、私にとって「寄り添う橋」になって下さったのだと思っています。
何かが足りない心の穴のカタチが変わっていく
ペットロス…地獄です。
生きていて楽しくない、苦しい生活です。
旅立った直後から数日記憶がない…
気力がなく、食事を摂る気もなくなり…自暴自棄とはどんな状況を指すのかわからないけれど、心の中の何かが壊れたと思います。
食べなくちゃ…と、生きていく大切なことまでも義務感しかなく、どうでもよくなってしまいました。
若葉は私が歳を重ねて、更年期障害や仕事などで辛い時にずっと寄り添ってくれていた子のため、精神的に若葉に依存していたのです。
関連記事:精神的ショック-ペットロスで食べられなくなる摂食障害に!急性のストレス障害から回復
しかし、時間が経つにつれ心境は刻々と変化していったのが、自分でもわかります。
それでも、今もふとした瞬間に「大切な何かがない…足りない」と感じることがあるのです。
それは、自分でもわかっているし、それはどんなに願い望んでも絶対叶わない。
別の何かで埋まるようなことではないし、その叶わない想いは永遠に続く。
若葉を想わない日はないし、未だに涙は枯れることがない。
でも、その儚く叶わない想いは、犬との生活をスタートさせたことで、カタチを変えていきました。
ごはんの時間を気にしたり、お世話をしていることで、止まってしまった時が動きはじめました。
ドッグフードのトッピングメニューを考えていると、若葉はチキンだしが好きだったなぁ…と、骨付き鶏肉をコトコト煮たりしている時に、常に若葉がそばにいてくれているように感じます。
若葉の一番好きなメニューは、Ponや紅葉も好きなので嬉しくなったり、散歩でトコトコ歩く若葉だったけど、Ponは弾むように喜んで走ります。
そんな時、心臓負担にならないように若葉はゆっくり歩かせていたな…と切なくなったり…
でも、喜んで走るPonを見ていると、若葉もいっしょに走って喜んでいるような気がするんです。
そして、Ponと外でいっしょに遊んでいると、Ponはいろいろ面白くて楽しいことをしてくれるので、いつも笑っていられます。
その様子は、また機会がありましたらブログに綴ります。
若葉は若葉!同化・比較ではない…その子はその子!
Ponや紅葉を若葉と同化しているわけでもなく…比較しているわけでもない…
若葉・Pon・紅葉といっしょに、止まっていた私の“時”を動かしてくれます。
Ponや紅葉が我家に来る前は、若葉との思い出が白黒写真のような世界になりそうだったのに、今は若葉のすべての思い出が美しく彩られ、若葉への想いが更に強くなるのがわかるんです。
もう、私は二度と犬との生活はないだろう…そう思っていた地獄生活。
若葉が連れてきてくれたんだ…
Ponと紅葉を…。
いくつもの偶然とご縁の中で、私は救われたのだと感じています。
若葉…いっしょにいてくれている。
でも、抱きしめたいです。
その気持ちは、きっとずっと変わらないのだと思います。
年齢50代後半の私ですが、若葉だけではなく、私と時を刻んでくれた子達を、ぎゅーって…ぬくもりを感じられるように、いっぱい抱きしめたい。
それが叶うのは、まだずっと先のこと…。
Ponと紅葉が犬の道を全うし、私が人として責任を果たし終えた時。
三途の川があるのであれば…
きっと私は迷うことなく「虹の橋」に向かって嬉しそうに走るんだろうなぁ…なんて、思ってます。
虹の橋…若葉へ
若葉
あなたが虹の橋に旅立って3カ月。
あなたに逢いたい…と泣き続けた日々。
若葉と過ごした彩られていた日々を…
寄り添う優しい関係を…
若葉との素敵な日々を…
これからも大切にしていくよ。
そして、いっしょに育児をしようね。
若葉が大好きだった「かぼちゃ入りチキンだし」
Ponも紅葉も大好きだね。
若葉が大好きだった「公園」
Ponも紅葉も大好きだね。
若葉が大好きだったこと…
育児をしていると、若葉といっぱいお話ができる。
若葉…
今でも抱きしめたくて泣いちゃうけど…
楽しかったことを思い出しても、泣いちゃうけど…
でもね…若葉との日々は、きれいな虹色になって光っているよ。
幸せで大切な日々がいっぱいあるよ。
若葉
愛してる…
抱っこおいで~