迷い犬・捨て犬・保護犬や里親募集でお迎えした先代の犬達

動物との生活…それは、私にとって拠り所になっています。

犬をはじめ、猫・うさぎ・鳥・ハムスターと多くの動物達の生活をしてきました。

あの子達は、愛情を注ぐ以上に、多くの想いを私達に注いでくれます。

この話は、私が迷い犬・捨て犬・保護犬・里親募集でお迎えした子達の経験談なので、すべてのことが当てはまるとは限らないことをご理解ください。

子供を必死に守る犬がいる…

…隣の家の真っ白なセントバーナード・フランクくん…

今までのブログ記事でも綴ってきましたが、ヨチヨチ歩きの頃、隣のお宅の犬小屋で犬といっしょに寝てしまい、誘拐事件として騒がれてしまったことがあります。

昔は平屋が多く、隣との境に柵もない時代で、犬小屋は玄関の横にあることが多く、私はそこの真っ白のセントバーナードの「フランク」と遊ぶのが大好きだったようです。

フランクのお腹の場所で、私は丸まって寝ていて、警察官が私を小屋から出そうとするとフランクは怒ったようです。

必死に守ってくれたんでしょうね…私は迷惑なことをしたんだなぁ…と思いながらも、笑ってしまう事件でした。

※写真出典:映画「僕のワンダーランド」より…

十数年経過しても、人のことを忘れない

…隣の家のマルチーズ・バニーちゃん…

更に、反対側の隣の家のマルチーズとサークルの中でいっしょに遊んでいる写真が多く、マルチーズのバニーちゃんという犬といっしょに過ごした2年間があります。

お互いに引っ越し、親はその方と電話や手紙でもお付き合いをしていたのですが、私が中学生の時にそのお宅に遊びにいくことになりました。

もう、余命がないほど年を重ねているので、一度会いに来てほしい…と言われたためです。

写真ではバニーちゃんというマルチーズと仲が良かったのだとわかるのですが、私には記憶がありませんでした。

犬が好きなので、犬に会いに行くことは楽しいことで、子供なりに喜んで遊びに行きました。

玄関で元気よく迎えてもらって、私から離れません。

顔にキスの嵐…なんてかわいい子♪

でも、その方が言われるのは、バニーちゃんは歩くこともできないはずなのに…と、元気でいることが不思議だと言っていました。

離れて12年も月日の経過があるのに、犬は覚えているんですよね…

会えてうれしかったのかなぁ…と、とても幸せな気持ちでいたのですが、その夜、息を引き取ったという連絡がきました。

私が遊びに行ったから、バニーちゃんは体力を使ってしまったのか…と思ってしまい、心の持っていきようがない感情を今でも思い出します。

後日の手紙で、長年私の名前を言うとしっぽを振っていたので、バニーちゃんは私を忘れたことはなかったということや、息を引き取る前に会えてよかったと書かれていて、嬉しい気持ち…そして、もっと会いに行きたかった…という淋しい気持ちになったことを、覚えています。

愛されている犬は危機感が薄い?

…柴犬・りん…

どうしても犬との生活がしたくて、父親に犬をねだりました。

マンションでは犬が飼えないことから、一軒家に引っ越し、犬との生活をはじめることができました。

私が絶対責任をもつ…という条件。

なかなか子供がその約束を果たすことはできないとされていますが、私は幼児でしたが20分早起きしてごはんの用意をしたのは、継続していたようで、まるで兄弟のような日々を過ごしています。

ペットショップから我家に来た柴犬ですが、ゆったり過ごしているせいか、危機感もなく私とゆったり過ごしていました。

小さかった私ですが、相談相手にもなってもらったような記憶があります。

子供頃に与えられた「命への責任」は、りんが私に教えてくれたと思っています。

捨て犬には不安感が残っている

…捨て犬・リネ…

先代りんちゃんが旅立って淋しい生活をしていた中学生3年の時、学校から帰ってきたら家の門の内側にすごくかわいいのにドロドロになっている子犬が綱で結ばれていました。

門の内側に繋ぐなんて、我家で育てて欲しいと言われているようなもの…

また、親に交渉し、私が育てる…という条件で、ドロドロになった仔犬をお風呂に入れて、私と寝食ともに過ごす子となりました。

東京の繁華街に学校がある高校に行っていたので、友達が学校帰りに〇〇食べに行こう!…とお誘いがある中、遅くなると玄関でひとりで待っているリネのことが気になって、帰宅が遅くなるであろう約束は断って、帰宅していました。

先代のりんは、スーパーの入り口で繋がれていても平気な顔で待っていたのですが、捨てられて不安な気持ちになる経験をしているリネはジッとスーパーの入り口を見つめ、姿が見えるとこの上ない喜び方をしました。

生活の中でも、先代りんは自由気ままな生活をしていましたが、リネは私がいる確認を常にしていて、離れないようにしていたのです。

捨てられたことがある犬は、不安になることが多いのです。

そして、リネは出産経験をしています。

甘えて暮らしていたのに、母親としての姿はすごく立派でした。

どこかの雄犬が柵を超えて我家に入り込み、庭にいるリネを妊娠させ、6匹の仔犬を産みました。

もう…かわいいのなんの♪

でも、すべての子を育ててあげられない…

お散歩で知り合った犬仲間に声をかけたり、親戚に連絡をしたり…

ありがたいことに、みんな喜んで育ててくれました。

病気もしないで18歳の老犬になるまで、そして息を引き取る日まで、歩いて食べて…夜…静かに永遠の眠りについてくれました。



迷子犬と短い期間に作られた絆、でも…

…真っ白な迷子犬・むく…

結婚をして妊娠中、私は1階のアパートで暮らしていました。

リネの住む実家のすぐそばだったので、ほとんどリネとの時間を結婚後も続けられている生活をしていた時のことです。

アパートで洗濯物を干していたら、足元に白い犬がしっぽを振って跳ねているんです。

「ごめんね…ここではいっしょに暮せないの…」と告げて、窓を閉めます。

その数時間後、買い物に行くために玄関を開けたら、そこで座っている白い犬。

どうしよう…と、アパートの大家さんに相談し、里親なってくれる人を探すまでという理由で、出産までの3カ月、仔犬を成長させながら、リネの散歩を兼ねて、里親を探しました。

純真無垢の「無垢(むく)」と名前を授けました。

散歩中知り合った方から、中学生の娘さんが白い仔犬が欲しいと言われていたので、その子のお宅の子になることを決定したのです。

家族でむくちゃんを待ってくれていて、慣らしで毎日お宅に遊びに行って相手の家族と仲良くなったので、引き渡しをしたのですが、その晩私が産気づいてきたので入院。

出産を終え数日後、病院から犬を連れた方が呼んでいる…とのことで外に出ると、むくちゃんが駆け寄りしがみついてきました。

引き渡した日から、何も食べなくなってしまって、私から食べさせて欲しいと言われたので、食べさせてあげて、しばらく抱っこしてさよならしました。

退院したら、すぐ近所に住んでいるのだから…大丈夫…と、私は心の中で自分に言い聞かせました。

しかし、私の居場所がわかった、むくちゃん…

逃げ出してしまい…事故にあって、旅立ってしまったんです。

小さな新生児がいる私を気遣って、私がそのお宅を訪れるまで連絡をしないでくれていたのですが、知った後の帰り道…どうしようもない気持ちになり、泣きながら帰宅しました。

実家から数分の場所だったのだから…すぐに会えたのに…むくちゃん…。

トイレもごはんも…すぐに覚えてすごくいい子…狭い部屋だったので、私の枕元で寝ていて…

私はその後、犬との生活ができなくなっていました。

育児と会社の経営も加わり、忙しい毎日を過ごしている間、散歩をしない猫やうさぎとの生活をしています。

どんな理由であれ、あんなにかわいくて賢い子の事故は、自分は犬と生活をしてはいけない…とも思っていました。

 

人間にいじめられていた保護犬との生活

…チャウチャウ犬・ボス…

取引先の会社でチャウチャウ犬を育てていたのですが、会社が倒産してそのまま犬は放置されていました。

隣には雀荘やゲームセンターがあり、そこに出入りしている人たちが檻に入っているボスに向かって、石を投げたりして遊んでいたことがあったらしく、人間を見るとすごく吠える子になっていました。

近所の方の通報で、保健所に連れていかれる寸前、私…引き取りました。

その子、すごく怯えていました。

大きな子で、人間に慣れていないので、動物園の檻のような柵の中で育てて、実はすごく大変だったんです。

しかし、1か月後のこと、その子にごはんをあげていた従業員の方が、自分のところで育てると言ってきて下さったので、慣れているその方のところに行くのが一番良いと思い、我家を去りました。

育てているというより、一時預かりの状態でしたが、幸せになってくれていると信じています。

しかし、人間の遊びで、石が当たる的になっていたなんて…

逃げられない動物になんて酷いことをするのでしょう。

飼い主だったはずの社長は、会社と同時に犬も置いて逃げてしまう…

何て無責任な!

人が信じられず、怯え…吠えてボス。

ごはんや散歩などのお世話をしていた従業員の方がいて、本当によかった。

迎えに来てもらって、その後は穏やかな生活をしているのだと思います。



歳を重ねて育てた子に私が依存していた

…白いチワワ・若葉…

犬との生活は、もうしない…と思っていました。

育児や仕事で、散歩などをゆっくりしてあげられる状況ではなかったことと、むくを事故で旅立たせてしまったことは、私の頭から離れることがなかったからです。

犬との生活から離れて、25年後のことです。

若葉が家にやってきたのは、仕事(リサーチ業)で動物病院に行くことになり、そこが経営しているペットショップで、若葉に出逢ったのです。

ぴょんぴょん跳ねる元気な子達の中で、隅っこでブルブル震えていて、ごはんも全く食べていない子。

どうしてなんですか?…と店員さんに質問したら、わからない…食べないし怖がりで…と。

仔犬(若葉)に「どうしたの?食べないの?…」と話しかけていたら、私に寄って来て、しっぽを振ってくれました。

店員さんが、「この子が人に寄ってきて、しっぽを振るなんて、初めてだ!」とビックリしていました。

主人もその場に居たのですが、その子…むくちゃんにそっくりだったので、夫婦で当時の辛い気持ちが蘇ってしまったのですが、食べないで震えているなんて…そのまま、置いて帰れないです。

しかし、自宅には、うさぎ5羽(うさぎは1羽2羽…と言います)がいるので、犬を迎えるとなると、部屋割りが大変です。

私の寝室はうさぎ部屋にもなっていたので、空き部屋を犬がゆっくり過ごす部屋にして、その後リビングにしてあげればいいか…と主人と相談し、連れて帰ることに…。

食べない理由がわからない…そして、すでにチェリーアイの手術もしているので、お金を支払うときに「その責任はショップにない」というような契約内容になっていました。

でもね、そんなことで揺らがない愛しい気持ちがありました。

絶対!絶対、元気に!

 

うちの子になって、すぐに動物病院に行き、健康診断をしたら、水頭症の疑いや心臓などの左右内臓奇形による気管支が潰れている状態や股関節奇形がみつかり、長くは生きられないと宣告されました。

食事は完全手作り食にして飲み込みやすくして、仔犬だけど走れるのはちょっとの時間だけ、永久歯が生えないので乳歯で10年間、元気に過ごしてくれました。

若葉は出会った頃、むくちゃんに似ていたのに、お顔がだんだんレディになって、とってもすてきな女の子になりました。

突然の旅立ちだった若葉。

旅立って、苦しい日々を過ごしてきましたが、長くはない犬生と言われていた若葉だったのに、10年間頑張ってくれていたんだと、若葉が愛おしくてたまらない気持ちと、私の子になってくれたことに、私は幸せなのだと思えるようになりました。

里親募集でお迎えしたMix犬-Pon

仔犬の時からいる子は、かわいがってもらえるのが当たり前かのように、のんびりしていますが、捨て犬や迷い犬は、気に入ってもらうために必死なのがわかります。

独りぼっちになることを嫌うというよりも、きっと不安になり怖いのでしょう。

今回、里親募集でPonちゃんを迎えました。

一回目の飼い主さんに捨てられ、保護してくれた二回目の飼い主さんが犬アレルギーになったので、里親募集で私の元に来てくれました。

飼い主が私で3回目になります。

2回目の飼い主さんのところには、孫と同じような幼児がいて、可愛がってもらっていたと感じられています。

まさか、その家族と別れることになるなんて、Ponは思っていなかったでしょう。

6年間、いっしょに過ごしてきた家族と別れたPon…

新しい家にきてどうなるのか…と、心配していたのですが、家族全員にキス!キス!キスの激しい嵐。

散歩をしていても、数日は私の顔を何回も確認して、「いなくならない?」と不安げなお顔をしていました。

家に来て3日後、健康な状態を獣医さんに診ておいて欲しかったので、カルテを作ってもらう目的で健康診断に行きました。

公共機関の保護施設経由になることなどを告げ、慣れてきた様子を伝えたら、獣医さんはこのように言われました。

「それはそうだよ~。だって、生きるか死ぬかだから、必死だよ」って。

そうですよね…

私はPonが、これからの犬生を、ゆったりと幸せな時間が送れるように…と思っているのだけど、突然違う家に来て、今までいっしょに楽しく暮らしていた人たちがいなくなってしまったのだから、不安しかないですよね。

Pon…すごく甘えん坊で、ひと時も人と離れようとしません。

ケージ内で寝る時間以外は、誰かに抱っこされていたり、となりにいたり…

でも、リラックスしてくれるようになっているのも感じているので、このおうち…気に入ってもらえたかなぁ…と、落ち着いてきたPonを見て思っています。

散歩大好きだから、いろいろ楽しい所にも連れて行ってあげたいなぁ…と…。

Ponが我家にやってきたことは、また別の記事に書こうと思っています。

保護犬は、様々な気持ちを抱えてやってきます。

人間のどうしようもない理由もあると思いますが、人間の都合や好みによって苦しい思いをする動物達も多くいます。

人間に無償の愛を注ぎ、忠実な「犬」

ひとりの力ではどうしようもないことでも、多くの人の意識によって、苦しむ動物達が減ることもあると思うのです。

安易に動物を受け入れることなく、自分の時間が割かれることも覚悟してほしい…

お金がかかっても…自分の時間が割かれることがあっても…

動物はお金では買えない、それ以上の「無償の愛と大切なこと」を私達人間に教えてくれます。

そんな純真な子達を見守る心を、多くの人・子供達に伝わるよう、願う気持ちでいっぱいです。

 

虹の橋「若葉」へ

若葉…

若葉は幸せだったかなぁ…

ママは若葉と出会えて、本当に幸せだったよ。

ふたりとも幸せな時間だったよね。

いっしょに保護活動をしているけれど、目を背けたくなるようなこともいっぱいあって、悲しいね。

でも、ちゃんと見守っていかなきゃね。

若葉の仲間たちが、幸せになれる世界…

きっと…愛されることだよね。

若葉~

抱っこおいで♪

愛してる…。